DOUBLE HELIX / TRANSLATIONAL MEDICINE 2026
医療を学んだ、その先に。
受講生の声
医師の話を聞き、他校の仲間と議論した5日間。医療、倫理、チームワーク。英語で学ぶ中で何を感じ、将来をどう考えたのか。6組のインタビューを紹介します。
6 INTERVIEWS / 10 STUDENTS
STUDENT INTERVIEWS
学びの先に、6組の声。
受講生自身の言葉から、授業の空気と一人ひとりの発見をお届けします。
INTERVIEW 01 / 06
巣鴨高校
英語は、人と人をつなぐもの
峯輔孝さん
基礎研究から、医療のもっと広い世界へ
以前から古代DNAなどの基礎研究に関心がありました。けれど、さまざまな医師の授業を受けて、医学には基礎知識だけでなく、それを使って考える力も必要だと気づきました。医療倫理について他校の生徒と議論すると、自分とは違う意見に出会えます。英語も、知識を試すためではなく、相手を知り、言葉を交わすためのもの。参加後は、データに基づく医療や、研究を現場でどう生かすかにも興味が広がりました。少し難しくても、新しい仲間と先生に出会える経験だから、これから参加する人にも挑戦してほしいです。
石川丈一郎さん
伝えようとすれば、つながれる
最初は他校の生徒とうまく打ち解けられず、交流が一番の壁でした。でも、二日目から少しずつ話せるようになり、出身地も英語の得意さも違う仲間との出会いが、学校ではできない経験になりました。海外の先生が身近な出来事を医療と結びつけて教えてくれたことで、医療を自分の問題として考えるようにもなりました。英語が流ちょうでなくても、知っている言葉で伝えようとすれば、相手は応えてくれます。自分で参加を決めて飛び込めば、友達の助けも得られる。授業を通じて海外への関心が強まり、いつか自分の足で世界を見てみたいと思っています。
INTERVIEW 02 / 06
広尾学園
患者にとっての最善とは、何だろう
吉弘倭子さん
医療への見方を変えた、医師の言葉
医師の方々が、それぞれの経験や仕事への思いを語ってくれた時間が印象に残っています。以前は医療を「患者の命を救うこと」と捉えていました。授業を通して考えるようになったのは、患者にとっての最善を優先し、心と体の両方に寄り添うことの大切さです。医学の専門用語は難しく、授業の後には学んだことを整理して翌日に備えました。他校の生徒と話すと、育ってきた環境もものの見方も違い、一つの答えでは割り切れない医療倫理の問題が見えてきます。その気づきが、医療を学ぶ意味をさらに深めてくれました。
梅津美心翔さん
居心地のよい場所から、一歩外へ
普段は出会わない学校の生徒と学ぶと、自分とは異なる文化や価値観に気づきます。医療倫理の議論では、人によって考え方が違うからこそ、何が正しいのか簡単には決められないと感じました。英語も、単語を覚えるためだけではなく、背景の異なる相手と話し、理解し合うための道具です。心に残ったのは「居心地のよい場所から一歩踏み出そう」という言葉。初めての経験に挑戦したことで、自分の成長を実感しました。世界には医療を十分に受けられない人もいると知り、より多様な文化を理解して、人を尊重できるようになりたいと思っています。
INTERVIEW 03 / 06
城北学園
英語が得意じゃなくても、伝えたい
山本侑さん
学校の知識が、医療につながった
学校で学んでいる化学や生物が、実際の医療にどうつながるのか。その接点を知れた授業が、とても面白かったです。英語は得意な方ではなく、初めて聞く医学用語の意味を理解するのも大変でした。それでも、他校の生徒の英語力や考え方に刺激を受け、国によって医療をめぐる文化や習慣が異なることを知りました。英語が完璧でなくても、自分の考えを伝えようとする姿勢が大切です。参加前は医師になるか決めていませんでしたが、学校では出会えない学びを重ねるうちに、医師を目指したい気持ちが強くなりました。その変化を、本人の言葉で聞いてください。
INTERVIEW 04 / 06
聖光学院
勇気を出して、知らない世界に飛び込む
伊藤知見さん
専門分野の違いが、医療を立体的にする
救急医療からグローバルヘルスまで、異なる分野で働く先生方の話を聞き、医療の幅の広さに驚きました。同じテーマでも、それぞれの先生の視点が違う。その違いが、新しい考え方を与えてくれます。英語だけの授業が続き、専門用語に戸惑う時間もありましたが、少しずつ分かるようになる楽しさがありました。ほかの学校の仲間と意見を交わすと、普段の環境では気づけない見方にも出会えます。将来どの道に進むとしても、ここで得た医療の知識と人とのつながりは生きるはず。最初は不安でも、一歩踏み出してほしいと語ります。
甲斐大惺さん
「医師になる」を、自分の問いにした
医師という仕事には興味があっても、自分が本当に医療の道へ進みたいのか、まだ分かりませんでした。だからこそ、実際に働く医師たちの話を聞き、自分の将来を考えたかったのです。印象に残ったのは、麻酔科医の先生が仕事の大変さを率直に語りながら、楽しそうに向き合っていた姿。授業を英語で聞き続けるのは簡単ではありません。それでも、分からないことを尋ね、仲間と考えることで学びは広がります。医療だけでなく、国際関係など別の分野ともつながる知識に出会い、進路を考える材料が増えたと感じています。
INTERVIEW 05 / 06
四天王寺高等学校
失敗してもいい。大切なのは、協力すること
下原舞莉さん
一人で完璧より、チームで最善を
大阪から参加するときは、英語で失敗してはいけないと緊張していました。けれど先生方の経験を聞き、失敗を恐れずに学んでいいのだと気づきました。救命の実習では、自分が苦手な動作を仲間が担い、自分は別の役割を引き受けることで、チームとして患者に向き合えました。「良い医師」に必要なのは、技術だけでなく協力する力なのだと思います。医療倫理の議論では、同じ意見にも異なる意見にも出会いました。自分のルールを押し付けてしまった経験も振り返りながら、相手の声に耳を傾ける大切さを学びました。英語で医療を学び、もっと広い世界の人と話してみたいです。
INTERVIEW 06 / 06
市川学園
『なぜ?』と問われて、未来が動き出した
長塚慎乃介さん
答えるだけでは終わらない、「なぜ?」の授業
授業では、先生から「どう思う?」と聞かれ、その後に必ず「なぜ?」と理由を問われました。答えを知るだけで満足せず、自分の考えを深めることの難しさと面白さを感じました。医療は遠い世界だと思っていたけれど、医療倫理やチームワークを学ぶうちに、日常の延長にあるものとして見えるようになりました。英語での発表や議論にも挑戦し、英語は試験のためだけでなく、背景の異なる人とつながる道具だと実感。以前は日本で医師になる姿を思い描いていましたが、世界で働く可能性も考えるようになりました。質問から始まった学びが、将来の選択肢を広げています。
氏名確認中
医療の向こうに、まだ知らない自分がいた
講義を聞くだけでなく、ゲームや話し合いから学べたことが楽しかったです。一方で、英語で質問され、英語で答える授業は普段と違い、簡単ではありませんでした。他校の生徒と話すと、学校ごとの文化や当たり前が違うことに気づき、医療についても、治療の技術だけでなく倫理や文化への理解が欠かせないと知りました。参加前は将来の夢が決まっていませんでしたが、さまざまな分野の医師に直接質問できたことで、医師という仕事に興味が湧き、自分の未来が少し見えてきました。不安がある人にも、仲間と一緒に学べるこの場所を勧めたいです。
ABOUT THE PROGRAM
知識を、誰かのために生かす力へ。
Double Helix: Translational Medicineは、医療を多角的に学び、知識を思考へとつなげる教育プログラムです。
医療倫理や救急医療、グローバルヘルスなどを通して、共感し、協力しながら考える力を育みます。
